NYのカット料金が高い理由。日本との決定的な違いとは?

こんにちは!
ニューヨーク記事担当のPAKUです。

 

今回は日本よりも物価が高く、
世界的にもカット料金等、
美容室でかかる料金が高いニューヨークの
美容室の料金事情についてお話させて頂きたいと思います。

 

 

カット料金のお話の前に、東京とニューヨークの物価指数は、ニューヨークは東京の約2倍弱高いそうです。

 

そちらも踏まえて、カット料金のお話をさせて頂きたいと思います。

 

ニューヨークのカット料金の平均相場

 

ニューヨークのカット料金の相場は、
$100($1=108円 ※2019.7月現在レート)前後です。

したがって、日本円で約1万円前後が相場になります。

※$と¥が出てきてややこしいので、
以下$1→約100円で円表記で書かせて頂きます。

 

前後と言わせて頂いたのも理由がありまして、日本よりもとにかく価格の幅が広いのがニューヨークの美容室です。

もちろん安い所は、約5000円前後がありますが、なんと一番高い人で約10万円の人が実際にいらっしゃるそうです。

もちろんこの料金に約20%前後のチップの料金も加算されます。

料金が高い方の割合が日本より多いのがニューヨークです。

 

なぜニューヨークのカット料金は高いのか?

 

と言う疑問ですが、

ある意味、流行の最先端の都市でみて
(もちろん東京も含みます)
この料金システムが妥当なのではないかなと思います。

 

逆を言えば日本が安すぎる!
です。

 

日本では、そのお店でカットの料金に各ランクごとで1000円ずつ違いなお店が多いかと思いますが、一番上のランクの方の料金が、上がり続けない、

もしくは、一番上のランクの方でないにしろ、料金を上げ続けるようにされている方が
ニューヨークに比べ、圧倒的に日本は少ないのだと思います。

ニューヨークや他の主要都市のように、カットで1万、2万が当たり前、
10万円のカット料金の人があまり居ない。

という現状があるので、
日本に比べ、ニューヨークをはじめとする他の都市のカット料金が高く感じてしまうのだと思います。

 

 

日本とニューヨークで美容にかける料金が違う理由

 

そもそも、様々な違いが日本とニューヨークにはあるので、
カット料金にも違いが発生します。

どちらがいいとか悪いでなく、この先の違いを読んでいただけたらなと思います。

まずはそもそもお金持ちが多い点。

ニューヨークのマンハッタンに住む人は、平均年収2~3000万円だとも言われています。

特にミッドタウンや、アッパーサイド、最近人気のエリアのダウンタウンの一部のエリアに住もうと思うと、それくらいの年収がないと住めません。

(とは言っても探せば安い所もあります。)

でもここで面白いのが、年間を通して、美容室に使うお金は?
となった時に、

確かにニューヨークでは1回に払う施術料金は高いかもしれませんが、

日本人みたいに美容室へカットやカラーをしに来る頻度は
ニューヨークの人の方が少なめです。

 

【日本人】

・全体的に美意識が高く、美容室に行く頻度が多い

・色々な髪型にしたい方が多くスタイルチェンジが多い。

・基本的には自分でスタイリングをきちんとする文化
(毎日シャンプーして、乾かして、コテで巻いたり等)

・↑上記の理由から、
自分でやりやすい、自分で出来るスタイルを求めてる方が多い。
したがって、少しでも伸びたり、量が重くなったりすると美容室に行きたくなる

 

【ニューヨークの人】

・とびっきりオシャレにする時は髪にもファッションにも時間とお金をかける

・自分に似合った、気に入った長さで居続ける人が多い。
そもそも髪が長い人が多い
(長い方がセクシーや、ゴージャス、グラマラスと言った印象が持たれやすい為)

 

・シャンプーは2、3日に1回と言う人が多く、ブローやスタイリングだけで美容室に行く文化がある(その背景には、クセが強い、ペタ毛すぎてボリュームを自分で出せない、ディナーやデート、パーティの前はきちんとして行きたいなどの理由がある)

↑・上記の理由から、
自分がやりやすいスタイルにしたい!と言う思いは日本より低い。

 

などの理由から、
日本人は頻繁に美容室に行きますが、
ニューヨークの人は、日本人ほどこまめにカットやカラーでは
行きません。
(ブローのみの頻度はかなり高め)

と言った髪に対する価値観や文化の違いもあります。

 

 

ニューヨークではカット料金がいくらか?

が、1つの美容師としてのステータスです。

 

日本とは違い、40代、50代で第一線で活躍している美容師が多く、少しでも自分の価値(カット料金の意味も含まれる)を上げ続けるお仕事をされてる方が多い印象です。

 

どちらにせよ、ニューヨークという街であるからこそ、その様な料金体系でも成り立つのかなと思います。

僕もこれから1人の美容師として、自分自身の価値を高めていけるような美容師になっていきたいと思います。

 

GARDEN NEW YORK        PAKU