デュッセルドルフに日本人美容師として移住する事に決めたきっかけ

こんにちは。WBBでドイツを担当するKaoriです。

2019年の夏からドイツで美容師として働く予定です。

今後は現地から美容の事、ドイツの最新情報を伝えていきたいと思いますので

楽しみにしていてください〜!

 

さて、今回は

ドイツで美容師することにしたよ〜!

と報告すると必ずみんなに

なんでドイツなの??

と100%聞かれるので

まずはなぜ私がドイツで美容師をすること決めたのか

そこのところを書きたいと思います。

 

海外で美容師をすることが夢だった

世界で活躍する美容師になりたい。

美容師になってパリコレに出たい!

というのが私の将来の夢でした。

 

美容師になろうと決意したのは中学一年生の時。

私の母校の中学校は20才の自分に向けて1年に1回手紙を書き、学校が保管し

成人式の後にみんなで集まってそれを開けるという

学校版タイムカプセルのような行事がありました。

 

その手紙を書く時に、将来の夢という欄があったのですが、

真面目だった私は適当に書くことが出来ず一回家に持ち帰り、考えに考え抜いて

「美容師」と書いたのを憶えてます。そしてせっかくなら将来はパリコレに出るような

世界で活躍する美容師になるぞ!と。

 

そしてそのまっすぐな思いのまま美容の道を目指し、専門学校も卒業。

国家試験にも合格し、無事美容師になったのでした。

 

しかし現実はそんなに甘くなく、地元の美容院で就職しチラシ配りの毎日。

駅前で毎日会うチラシ配っている他の業種の人達とはどんどん仲が深まるばかり。笑

今思えば嫌なら違うお店に変えれば良かっただけの話ですが

当時の私は色々と嫌になってしまい、美容業界から離れる選択をしました。

 

しかし、一度離れてみるとやっぱり美容師がしたいと思うのが不思議なところ。

もう一度、美容に携わりたいと思い直したのが20代半ばでした。

同年代の美容師はスタイリストとしてバリバリ働いていて、中にはお店を持つ人も。

1からやり直す事に不安はなかったわけではないですが

・とにかく早くスタイリストになって技術を身につけること。

・海外で美容師をして、夢だったパリコレに参加すること。

この2つの目標を達成するまでは絶対に頑張ろうと覚悟を決めての再スタートでした。

 

そして約1年半でスタイリストになり、美容師にもどって約5年経ち今に至ります。

スタイリストとして日本で経験を積んだ次のステップとして

どんな人種、髪質にも対応出来る技術力をつけたい。日本以外で経験を積みたい。

という思いが強くなってきたのでヨーロッパで働く事を決めました。

きっかけになったドイツ旅行

9月の終わりから10月の初めにドイツのミュンヘンで行われる

オクトーバーフェストというビールのイベント。

これはどうしても行ってみたい!と思い、何かしたいと思ったら

思いが強いその時に行動したいと思ってしまう性格なので

その時期に合わせてすぐ休みと航空券を取り1ヶ月後にはドイツにいました。

 

念願だった本場のオクトーバーフェストはとにかく規模が大きい。そして人、人、人。

みんな伝統衣装を着て、好きな会場に入り、金管楽器の生演奏を中心に

ソーセージとビールを飲みながら老若男女楽しんでました。

ビールはどこも1リットルジョッキで出てきます。びっくり!

 

イベントを楽しみすぎて、その後乗る予定だったミュンヘンからベルリンへの飛行機に

乗り遅れるというまさかの大失態をしたのも今となってはいい思い出です。笑

なんとかベルリンに到着して友達と合流。その夜、友達が紹介してくれたドイツ人の方

と3人で一緒に夕飯を食べました。そしてなにげない会話の中で一言。

 

美容師ならドイツでも美容師出来るよね。需要あるよ。来たらどう?

美容師ならビザも比較的取りやすいと思うし。

 

ふと発した一言だったけど、なんだか自分の中でその言葉がひかっかかって

ドイツに住むのも良いかも知れないなとほろ酔いながら思った夜でした。

 

あまり知られていないかもしれないですが

・治安が良い

・ビザが比較的取りやすい

・緑も多くて環境に優しい

・音楽やアートなど芸術に溢れていている

・ビールがおいしい。ワインがおいしい。パンがおいしい。

ドイツってとても素敵な国なんです。

ヨーロッパの中でもドイツを選んだ一番の理由は

この旅行をきっかけに知ったドイツという国が好きになったから!かもしれません。

英語とドイツ語を習得してもっと色んな人と話したい

海外旅行が好きで友達とはもちろん一人でもよく海外旅行をしていました。

初めて一人で海外旅行に行ったきっかけはタイに住んでいる友達に会いたかったから。

それから一人旅にはまり、美容師をしながら10ヶ国以上は旅しました。

 

アイス食べて鼻歌歌いながらお会計するラフなレジの人。

家族4人で一台のバイクに乗って運転している人。

全く知らない人なのに通りすがりにその靴素敵!いいセンスね!って褒めてくれる人。

 

日本とは違う価値観や文化、日常を体験する旅。

刺激的でわくわくする新しい発見だらけでした。

その度に驚かされ、自分が常識だと思っていたものがぶち壊され

世界には色んな価値観や考えを持った人がたくさんいるし

まだまだ知らない世界があるんだなーと思い知らされました。

 

一人旅だとなにかトラブルがあっても自分で動かないと何も解決しません。

大変なこともあるけど、その分、自分の興味あることに時間を使えるし

柔軟な考え方、対応力や行動力はかなり鍛えられたと思います。

何よりも現地の方との交流が増えて世界中に知り合いが増えました。

そして現地の方と話す度に日本語以外の言葉も話せるようになったら

もっとコミュニケーション取れて深く聞けるのになと何度も思いました。

 

ドイツ人はドイツ語の他に英語も話せる人がほとんどで

マルチリンガルの方も珍しくないそうです。

言葉の壁を感じないで色々な人とコミュニケーションが取れるのは

絶対楽しいだろうなと思います。

 

だから私も英語やドイツ語を習得し、もっと色んな人と話したいと思いました。

とにかく日本語以外の言葉で生活するところに身を置きたかったのです。

 

さらにヨーロッパの真ん中にドイツは位置しているので

鉄道で気軽に他の国に行けたり、LCC便でヨーロッパの他の国に格安で旅行もしやすい

といった利便性の良さもありました。旅行好きとしては嬉しすぎるポイント。

もうすでに今から旅行計画中です!

もう一つ。美容師で海外に行く人の中で、私の周りでは

ドイツに行くといった人を聞いた事がなかったというのも大きかったです。

 

美容師がワーホリや就職先で定番になっている国はもう既に情報がたくさんありますが

ドイツの美容師事情を調べてもまだまだわからないことが実際たくさんありました。

それなら私が行って感じたことを伝える側にまわろう!と思いました。

 

海外に出たいと思うけどあと一歩勇気が出ないって方、たくさんいると思うんです。

なので今後はちょっとでもそういう方のサポートが出来るように

このWBBを通してドイツの最新情報をたくさん伝えて行けたらいいなと思ってます。

Bis dann!

投稿者プロフィール

kaori
kaori
【東京都出身】
美容師、アイリスト。旅行が好きで旅した国は10ヶ国以上。2019年8月東京→ドイツ移住予。ドイツ生活のこと、海外旅行情報、美容の最新情報を発信していきます。